資産形成を始めてから、4年程度になる。今ではだいぶ金銭面の余裕が出てきたし、クリスマスなんだから、たまにはお金を使ってみよう。夫婦互いにクリスマスプレゼントを買おう、と提案してみた話をしよう。お金は貯めるだけでなく、使う力も鍛えておかなければならない。
欲しいものは沢山ある…?
子供たちは毎年のクリスマスを楽しみにしている。あれ欲しい、これ欲しい…。
私たちにもクリスマスプレゼントを設定すれば、さぞかし楽しい買い物が待っているに違いない。事実この提案したら妻はとても喜んでくれた。
暖かいダウンジャケットが欲しいし、買いたいゲームもある。スマートウォッチも気になるし、家事代行を頼んで遊んでもいい。欲しい物・事は山ほどあるはずだ。
だが、である。
別に困ってないし、、、後で考えよ。でその場は終わってしまった。私も、妻も、どうするか決めきれない。
昔の私たちなら、とりあえずジャスコ(!)に行って、後は推して知るべしである。その場で欲しいものを買っちゃえ買っちゃえと買っていく。
クリスマスとか別に関係なかった
クリスマスだからお金を使ってもいいかな。と思って提案してみたもののなかなか使い道が決まらない。これは何故なんだろうと少し考えることになった。お店に行けば、どこもクリスマス一色である。ブラックフライデーだってやっている。我慢していたもの、欲しかったものを買えばいいじゃないか。
いや、待てよ…。
そもそも、何か我慢してたんだっけ?何か欲しかったんだっけ?
お金を使うことと、クリスマスには何の関係もなかったのである。自分の中ではあまりに自然に節約生活がしみついていて、これに気づくまで時間がかかってしまった。
クリスマス ⇔ お金を使う
ここが全く繋がらない。どう考えても繋がらない。私がお金を使う事と、誰かが考えたイベントは全く関係がない。クリスマス「だから」と言って散財する意味は全くなかった。
欲しいものが沢山あるわけではなく、欲しいような気がするものが沢山あったのだ。クリスマスというイベントは、そんな消費者達の背中をそっと押してくれる有難いお祭りなのである。マーケティングと言うのは良くできている。
イベントごとだからと無理やり欲しいものをひねり出してみても、うーん・・・なんか後悔するような気がしてならない。
お金を何と交換するか。これをちゃんと考えるクセができていると、クリスマスで浮かれるようなことはなくなった。年を取って物欲がなくなったというのとは違う。4年も家計管理を続けていると、だいぶ人間変わるものである。
欲しいものは買ってた
考えてみれば、必要な物・欲しい物は既に大体買っていたのである。ちょっと不思議な気もするが、家計管理をしているからこそ、必要なときに、ぽん、とお金を使える。要るもの判定されたものは、殆ど躊躇せず買っているつもりだ。イレギュラーな出費用に、生活費とは口座を分けて積み立てができているので、心理的にもダメージはほとんどない。
昔は逆に、衝動的な出費が多いわりに、必要な出費ほど渋っていたと思う。家電の買い替えなどは痛い出費みたいな感覚だったかも。だからクリスマスは楽しみだった。免罪符を与えられ、つかの間の自由を手にする。
最終的に購入したもの
あれこれ考えた挙句、私は最終的にマットレスを購入することにした。人生の1/3を占める睡眠の質を高める、我ながらいい買い物だ。お金からしっかりと価値を引き出した感覚がある。そういえば妻のほうは、まだ何にするか決まっていない。いつの間にか、私に毒されてお金が使えなくなっているようだ(笑)
浪費家からするとこんな人生に何が楽しいの!?と思われるかもしれない(浪費家はこんな記事よまないだろうけど)。でも私はこれで何か不満があるわけでもなく、しっくりきている。家族に囲まれて今日も幸せの日々なのであった。
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