会社員をしている皆様におかれましては、休憩時間というものが設定されていることが多いと思う。ONとOFFを切り替えて、いったんリフレッシュ。15分の中休み。1時間の昼休み。さあ何をするか。こんなところにも人の考え方がはっきり表れるものである。
飲み物は水筒
私はかなり以前から、会社に水筒を持参するようにしている。資産形成を始める遥か前・・・、就職して3年目頃から始めたので、10年以上になる。これは誇れる習慣だ。きっかけは第一次節約習慣だったと思う(その話はまたいずれ)。
水筒の中身は、夏は氷水、冬は白湯である。※水道水
私の場合は、何となく飲んだテイをしたいだけであって、味に特にこだわりはない。むしろ甘いものやコーヒーは口の中がずーっとべたべたしていて却って集中力がおちてしまう(気がする)。そんなわけで、水筒にかけている費用は、水道代と電気代だけである。
ただ、水ではあまりにかわいそうなのか、最近では妻が麦茶やお茶にして水筒を準備してくれる。とても有難い。ただやっぱり味が濃いものは会社では苦手なので、薄目にして欲しいとリクエストを出している。だから妻は毎回白湯とお茶の間の微妙な境界線を攻めてくる。阿吽の呼吸である(笑)。
難しい顔をして考えているふりをしながら、白湯のようなお茶をちびちび飲む。休憩時間なのに頑張ってるね~みたいに思われているに違いない。
散歩して気分転換
座り仕事が多かった日は、適当に外に出て散歩をするようにしている。私が言うまでもないが、散歩はとても良い気分転換になるし、何かをひらめくことも多い。ベートーベンも、アインシュタインも、散歩をしているときに良い仕事をするらしい。私もあやかろう。
身体的にも健康体に近づくし、良いことづくめである。
雨の日には階段を使う。階段は資源とは良く言ったもので、ちょっとしたトレーニングを兼ねて階段を上り下りする。5分もやっていればそれなりの運動量だ。
タバコ+缶コーヒー
一方で、うまそうにタバコをくゆらせながら、カフェインを注入する人も多い。タバコを吸っている顔はとても幸せそうに見える。私はタバコの味はわからないが、無上の幸福を味わえるのだろう。そして缶コーヒーである。彼らはニコチンとカフェインで、しっかり覚醒して業務に戻るのだ。
羨ましいとは思わないが、何かのカッコよさが存在することは理解できる。
また忘れてはならないのは、タバココミュニティである。休憩時間に人と群れてタバコを吸うことになるため、必然的に会話が始まる。社内政治情報の収集や、コミュニケーション力の向上につながるに違いない。
しかし彼らが当たり前のように小銭を使っているところを見ると、節約が染みついた私はざわざわした気持ちになる。私が最後に自販機を使ったのは、いつだろう・・・。
習慣の積み重ね
さて、仮に10年間上記の習慣を続けたとすると、彼我の差は大きく開いていくはずだ。
- 費用面 : 水 vs タバコ+缶コーヒー
- 健康面 : 散歩 vs タバコ+缶コーヒー
- 仕事面 : ぼっち vs 群れ
少なくとも費用面では、一日500円の差としたら10年で100万円以上の差になる。健康面でも散歩に軍配が上がることは間違いないだろう。仕事面の判断は難しい。群れを作ったほうが、どちらかというとプラス面が多いかもしれない。まあ仕事はそれだけで決まるものでもないので、置いておこう。
私としては、水筒と散歩という習慣で人生が少しずつ良くなっているはずに違いない。※もちろんこれは私の個人的な価値観の上での人生が良くなるという意味であって、タバコを吸う人にもその人の価値観があるのだから、それも尊重している
こんなことをぼんやりと考えながら、今日もタバコを吸う人たちを横目に、散歩に出かけるのであった。
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