私はソシャゲにハマっていた時期がある。いや、今でも時々ハマる時期がある。大きな課金は滅多にせず、無料の範囲で楽しんでいることが多い。ガチャ石を貯めて貯めて、ここぞというときにぶっぱなし、脳汁ぶっしゃー。最高の瞬間だ。
しかし、いい加減にソシャゲは辞めないといけないと思っている。
ストレスとの戦い
ソシャゲの類の何が面白いかといえば、ガチャだ。皆が持っていない装備やキャラクタを揃えて、高難度のイベントを難なくこなす。この上ない優越感と、快適さ。ここには、人間の本能を捉えた、運営側の巧みな戦略が見え隠れする。
- 他人よりも上に立ちたい
- 努力で上に行くのではなく、楽して上に行きたい
- 誰も持っていないものを見せびらかしたい
これらの本能を促すために、運営は様々なテクニックを使ってくる。ガチャは滅多に出ないし、報酬が良いイベントは鬼のように周回する必要がある。愛くるしいキャラクターに夢中にさせつつ、ユーザーにストレスを貯めさせてくるのだ。楽になりたい。あの武器が、あのキャラが居たら楽なのに。
そこでガチャである。出るか出ないかの所で、ときどき出るから止められない。
無課金だから貯金に影響なし?
そこで課金をするか、無課金で行くか。難しい決断だ。大抵の場合は、課金したって出ないものは出ないのだ。数千円がゴミ武器に変わる瞬間。それがストレスの最高潮である。
このストレスから解放されるためにはーさらに課金してガチャを引くしかない。
こうやってあらゆる手段でストレスを貯めさせて、ストレスから解放されるために課金させるのがソシャゲの基本的な戦略と思われる。そんならやらなきゃいいのだが。そこが製作者の腕なのだろう。
私は無課金の範囲で楽しむようにしている(以前は嗜む程度の課金もしてきた)。無課金なら資産形成にも影響しないし、ほどほどの距離間で楽しめる。
捧げてきた時間は戻らない
しかしソシャゲには大きな問題がある。無課金で楽しむにはやはり様々な周回要素をこなさなければならない。お金はさほど差し出さなくても、自分の時間・人生をソシャゲに捧げていることになるのだ。
無課金勢であっても、多大な時間を捧げてきたのならこれは重課金勢と何ら変わらない。時間を捧げたのなら、お金を捧げたのと同じ事だからだ。稼げたはずのお金が稼げなかったのだから。
こういう点には気づいていても、なかなか止められない所がゲームの中毒性だ。ソシャゲに夢中になっている時間に、英語でも筋トレでもなんでも一人前になっていたはずなのだが・・・。
資産形成も中盤戦になり、いよいよ第二の人生を本気で考えなければならない。第二の人生でやりたいことがソシャゲでは、いかにもつまらない人生になること間違いない。今のうちから、種蒔きをしておかなくては。
でも、趣味としてのゲームは、別に良いよね。
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