500万円を貯めたのは資産形成を始めて約二年が経った頃である。その時の心境をちょっと振り返ってみたい。何か変わったような、変わってないような…いや変わった!そんな感じである。
必死で、まだまだ余裕は無かった
その当時はお金を貯めるのに必死だったと思う。ひたすらに節約をして(要求して)、何でもメルカリで売って、副業もトライして…。でもまだまだ貯金が少ない段階だから余裕などは全然感じていなかった。何なら仕事が一番キツイ時期で、少し体調を崩した時期でもある。
毎日毎日、この仕事はキツイ、先が長い…と思いながら、仕事に行っていたような気がする。まだまだ資産的な余裕は少なくて、とても後ろ盾と呼べるような金額でもない。素の自分自身と会社の戦いである。正直、500万円溜まった所で、仕事に対峙している自分については何も変わらなかったと思う。
それでも家庭に帰った時、少しずつ人生は良くなっている、人生を取り戻しているという感覚はあった。資産と呼べるかどうか心もとない金額ではあったが、資産額は着実に増えていった。なかなか歩みは遅いけど、5年10年続けていけば逆転できるという希望は出始めていた時期である。
大部分の保険を解約
500万円というのは、それだけでは将来にわたって安心できるほどの金額ではない。でも、何かあった時に備えられる金額だ。2年くらいは収入が絶えてもどうにかなるだろう。また、将来の学費や老後資金は資産は自分で運用して、自分でどうにかするという考えが根付いたのもこのころである。
ようやく各種保険を解約できた。
当時かけていた医療保険が、何かで入院したら最大200万円支給というものだった。これを夫婦それぞれが入っていて、保険料が毎月約2万円。しかしその200万円なら、もう二人分貯めている。だから解約しよう。これですんなり解約することができた。生命保険のみ、残している。
また、学資保険や個人年金も入っていたが全て解約。自分で資産を作っていくことにした。これで毎月の収支はプラス4万円。かなりラクになった。
保険解約に至るまで、妻とは大いに喧嘩をしたものである。解約したい私と、解約したくない妻。何度もトライしては、解約できない時期が長く続いた。
ただそれも無理はない。妻を安心させられるだけの貯金や、貯金の能力が無い状態で保険を解約したいと言ったところで、通る訳がない。全ての原因は自分自身にあった。ごめんなさい。
夫婦喧嘩が減る
そう、500万円を貯めた最も大きな効用と言えば、夫婦喧嘩が減った事である。
目に見える500万円という小さな資産は、安心という大きな価値を与えてくれる。将来の学費・老後資金を見て見ぬふりして保険に頼る状況から、自分たちで将来を作っていく姿勢へと一変した事を示す証拠だ。
資産形成の道は自分一人では達成しうるものではないし、妻一人で達成しうるものでもない。厳しい毎日を送るお互いへの感謝が生まれるのもこの頃だろう。
そして、一年また一年と重ねるにつれて、だんだんと状況が良くなっていく。そんな希望めいたものが見え始めるのが、この時期だ。そうすると小さい事には動じなくなり、必然的に喧嘩は減ってくる。
お金というのは使ってこそ価値が引き出せるものではあるが、使わないで置いておくだけでも無形の価値が生まれることに気づけた。資産形成の道のりの中ではまだまだ通過点に過ぎないが、こういう新しい境地に立てるのが500万円というポイントだと思う。
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