トランプ氏、だいぶやってくれる。結構な資産が吹き飛んだ。長期で積み立てしている以上は資産が減るときがあることも覚悟していたはずだが、減っていく数字を見ればやはり辛い。この時の自分の心情や周りの様子を記録しておこう。
マイルールは鉄の意志で守る
投資を始めて2年くらいしてから、マイルールはきちんと定めるようにしている。株6:他4、ずれたらリバランスである。今回の暴落でもマイルールはきっちり守った。リバランスとして、少し株を買った程度である。
今回の暴落では、これまでの含み益がほとんどなくなる程度には減ってしまった。資産額全体で言うと15%程度がなくなった。15%というと、あんまり大したことないか…という気がする。株の所は20%くらい減って、現金・債権でやわらげた形。
ただ、債券には失望である。株が下がるときは、債券は下がりにくいないんじゃなかったのか…。下がるスピードが遅いくらいで、債券もしっかりと下がってしまった。今回はちょっと例外的な感じもするが、債券はリスクの上塗りをしているだけなのだろうか?これは見極めできないので、投資方針は変えないことにする。
本当はもっと株を買いたいのだが…、ルールはルール。
真面目に働かないと。
今までほぼ順調に増えてきて、ああこのまま増えていくんだろうな…と甘い楽観的な気分になっていた。このままダラダラ働けば、いつか資産は膨れていくんだと。そのうち暴落は来るんだろうけど、まあその時考えれば良いかと。
しかし実際資産が減ってしまうと、その甘い観測は成り立たない事が身に染みて解った。まだまだきちんと働かないといけないのだ。こういう株が下がった時には不景気が来るはずで、その時にリストラが始まるとしたら、そこで手をあげるわけにはいかないし、肩を叩かれるわけにもいかない。十分資産を築いて、現金比率も高まっていて、暴落を食らって、それでなお余裕がある状態でないと辞めるわけにはいかないのだ。
ダラダラするには、まだ早い。
周囲の反応
普段はお金の話をしない人が殆どだが、これだけ動きが大きいとさすがにザワザワしだす。特に年配の方々が多いように思う。彼らにとっては積み上げた資産の最終仕上げの時期なのだ。積み上げたすべての資産に対して%でガツンと暴落を食らったのだから、ダメージは大きそうだ。
また、だいたいどの人が株の話をしだすかは決まっている(私は決して自分からはしない)。結構皆さんアクティブに運用しているようだ。皆、総額は言わないで売った買ったの話をするのが奥ゆかしい。その運用の状況を聞いて、それぞれに資産状況を想像する事だろう。
私の予想としては、アクティブな人こそ資産は少なく、株の話に反応しない人の中に化け物が潜んでいるはず…。
今回の暴落でも、そういう人間観察は結構面白かった。
年を取ったら、現金・債権比率を高めないと。
今回一番痛感したのはコレ。私はまだ働き盛りだから、暴落したってまた積み立てていけばいいと思えるが、引退間近でこれを食らったらさすがにまずい。職場のオジサンたちが騒いでいるのも頷ける。
若いうちにどんどん積み立てて資産を増やし、引退を見据えて現金比率を高めていくような形で少しずつ組み替えていかないと、安心して過ごすことはできないようだ。
現在は株6:他4で運用しているが、50歳に向けて少しずつ5:5に近づけていかねばと考えている。そして引退時にはそれプラス2・3年の生活費がある状態にしなければならない。
そう考えると、まだまだ会社員として元気にやっていかないといけないですね。そんなことを考えたこの1週間でした。
あ、まだ暴落は終わってないのかもしれないのか。
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